2024年10月31日

ゲーム音楽の世界は独特な面白さでいっぱい!~『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』編





YouTubeでゲームプレイの配信を頻繁に観るようになり、
ゲーム音楽ならではの文化や形を知る今日この頃。
映画やドラマ、アニメーションとも全く違う、
物語への寄与度の高さと、
ゲームの技術が高くなるのと同じく音楽も自由度が上がる様子は、
独特の世界かもしれないなー!と感動しています。




ゲームプレイがほぼFC止まりの身として、
まず驚くのが、
SFCってそもそも音楽の出力が充実している、

記録も充実させられるから凝った作品が多いな!
と。
これでも8和音か・・・凄すぎる・・・

昔、少々SP1を触った時も、
音楽ががっつり入れられるのスゴイ!と感動していましたが、
FCからSFCの段階でかなりアップしていたのですね・・・




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9月下旬に開催された「東京ゲームショウ2024」、
2024年9月28日の

「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」

TGS2024 スペシャルステージ
を観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=5GxiU9TrOU0

私は『ロマンシング サガ』シリーズをプレイしたことはないものの、
名前だけは知っているくらい、
たぶん、とても売れた人気のある有名なタイトルであろうと。

ゲーム紹介に加え、ライブもあり、贅沢な構成。
色んなことが面白かったです!



田付信一プロデューサーと共に登壇された、
MCのペンギンズ ノブオさん、
ゲーム内キャラクター
第二皇子のジェラール役の小林裕介さん、
七英雄のリーダーのワグナスの役の中村悠一さん、
全員プレイ経験者というのがゲーム紹介全般に活かされていて、
個々の話も面白かったし、
デモプレイも面白かったし、
内容の理解や、様々なポイントなどわかりやすくて楽しかったです!

メインプレーヤーのキャラクターを変えることが可能で、
そこまでの情報をすべて次のキャラクターに承継し、
数世代かけて敵に挑める仕組みになっていて、
壮大かつ独特なシナリオなのが特徴だと知りました。
ゲームならではで、面白いです。

ゲームの難易度が3段階、
オリジナルが最高難易度で、以下2段階あると。
配信を観ている限り、私がプレイするならカジュアル・・・
途中でレベルを変えられる親切設計も、
今のゲーム技術ならではです。




中村悠一さんについては、
ご本人の個人配信でも公表されているように、
SFCソフトのコレクターということもあり、
SFC版の『ロマンシング サガ2』ソフトを持参し、
冒頭から掲げているのが良かったです。
会場も盛り上がってましたねー。

なお、この登壇の直後くらいに、
通常販売されているソフトはコンプリート完了を公表、筋金入り。




更に興味深かったのが、
音楽担当の伊藤賢治先生のお話し全般
当時の制作過程を中心にいろいろなお話が聞けました。

田付信一プロデューサーからも
オリジナルを大事にと、
SFC版の8和音から音のHD化を図ったとの話もありました。
伊藤賢治先生はそれに応じたアレンジ指示を
編曲者の上倉紀行さんなどに出しつつ、
新たなパートも加えるという、
リメイク版ならではの聴きごたえも用意してくださったようです。
贅沢ですねー!



中村悠一さんの配信で、
『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』プレイの様子を観て、
リメイク版の音楽、
特にバトルシーンの音楽
トランペットの旋律が際立つ曲は、かなりの回数・時間を聴き、
短時間・期間にこれだけリピートしても
楽しみ続けられる音楽、凄いな!と。

伊藤賢治先生曰く、
23、4歳で『ロマンシング サガ』の音楽制作を終え、
灰のようになっているところに、
直後に『ロマンシング サガ2』の話も来たと。
バトル音楽の制作を促されたものの、
今はすぐに作れないと、
自身を立て直しながら作っていったようなことをお話しされてました。

ゲームプレイの間に流れる音楽の接触頻度と時間は
想像以上に多く、長く、独特だと思うのです。
ヘヴィーローテーションに耐えうる作品を作る重圧たるや、
素人の想像など及びもしないかと。
素晴らしい楽曲の数々、最高です!




ひとつ、恐怖に凍り付いた話が「クイックタイム事件」。
ゲーム内で術を使うと、敵に行動させず自分だけが攻撃できる状態で、
二倍速で進めることができるらしいのですが、
おそらく、当時のゲーム技術が追いつかないままに実行したせいで、
音楽も二倍速で流れたそうです。
その上、伊藤賢治先生がそれを知るに至る状況まで聞いて、
変なうめき声が出そうになりました・・・

伊藤賢治先生が今でも『ロマンシング サガ』シリーズの音楽を作り続け、
こういった場で過去エピソードとして話しても良い、
そんな方針をお持ちの方で幸いでした。
原作者の方針は、違法でない限りはどんなものであろうと尊重されるべき、
法律で規定されていることなのでね・・・。

なお、田付信一プロデューサーは
真っ先に、今回のリメイクではそういうことがないよう
開発チームに指示されたとのこと。




さておき。

ゲームの技術面で凄いなー!と感動したのが、
音楽を、SFC時代版と、リメイク版で切り替え可能ということ。

オリジナルのSFC版も興味がわいて聴いてみましたが、
たしかに、この当時からトランペット的な旋律が際立つ作品でした!
8和音でありながらSFCの時点で完成しているので、
ペンギンズ ノブオさんの「当時の音楽でプレイしたい!」は
とてもわかる気がしました。




DESTINY 8のメンバーを含むライブも素晴らしかった!
Gt.は森空青さん、
Perc.は岡島俊治さん、
Vn.は土屋玲子さん、
Key.は伊藤賢治先生の4人編成。
8和音時代のアレンジと繋がりを感じられる編成で、
トランペットのパートをバイオリンが演奏されてました。
素晴らしく聴きごたえのあるライブでした!
ゲームをプレイする予定はまだないけれど
(プレイしてみたいとは思ってます、カジュアルで)、
サウンドトラックを先行して買ってしまうと思います。




※参考 試聴しやすいステキなサイト!

スクウェア・エニックス

『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』

オリジナル・サウンドトラック

https://www.jp.square-enix.com/music/sem/page/saga_rs2r_ost/






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2024年10月31日、「Nintendo Music」が発表されました。

「Nintendo Music」公式ホームページ

https://www.nintendo.com/jp/nintendo-music/index.html


Nintendo Music 紹介映像

https://www.youtube.com/watch?v=jI5gn6kNiw8


ネタバレ防止機能あり。
長さを変える・・・たぶんループさせる機能と思われます。

入手しづらい作品が触れやすくなる機会が増えるといいですねー!
posted by Thomas-Polar-Bear at 18:00| ■ 音楽 Music,Sounds | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする